みなさんこんにちはエンピツです!
はてな
2022年に変わったハンドボールのルールをわかりやすく教えてほしい!
ハンドボールのルールについて今回は紹介します!!
この記事を読んでほしい方
こんな方におすすめ
- ハンドボールのことをもっと知りたい!
- ハンドボールのルールを知りたい!詳しくなりたい!
- 最近審判をはじめて、ルールを覚えたい!
今回はそんな方に向けての記事になっています。
今回は、ハンドボール初心者にも、これから始めようとしている人にも、小学生にもわかりやすく解説するするよ!!
※特に初心者に向けてこの記事は書かれています
記事を書いている人
・ハンドボールを小学校から始め、全国大会に出場した経験。
・ハンドボール指導歴10年をこえ、全国大会出場、県大会でも男女共に優勝経験あり。
・NTSのトレーニングの指導に関わった経験あり。
・現在小学生から大人まで所属するチームを運営・監督・選手として活動中。
今回は、ハンドボールの新しく付け加えられた競技規則について説明します。
簡単にわかりやすく説明しているので、ぜひ最後まで読んで下さい。
ハンドボールのルール
ハンドボールのルールは日本ハンドボール協会のページや「ハンドボール ルール」で検索すれば観ることができるよ。
特に「競技規則」や「審判規則」などを検索してみるのもいいかもしれません。
誰でも簡単にわかりやすくルールを説明した記事はこちらにあります。
(初心者向けに作っているので詳しい人の参考にはならないよ!)
何故競技規則が変更されたのか
今回、競技規則が変更された理由は3つあります。
3つのポイント
- よりスピーディーに
- よりエキサイティングに
- よりプレーヤーの安心・安全のために
これは、ハンドボールの魅力を最大限に発揮するために変更されたと考えられます。
そして、無駄な笛をなくし、試合展開の邪魔を減らすことにもなるでしょう。
また、新しい競技規則により、全てのプレーヤーが安心・安全に集中してプレーができるようになるでしょう。
この「スピーディー」「エキサイティング」「安心・安全」により、もっともっとハンドボールの魅力が世界に広がることでしょう。
新しく競技規則が変更された点
それでは、ここからは今回2022年3月頃に変更された点をわかりやすくまとめてみましょう。
主な変更点は大きく4つです。
4つの変更点
- キーパーにシュートを当ててしまった場合
- 松やにの使用について
- スローオフについて
- パッシブプレーについて
この4つについて簡単にわかりやすく説明していきます。
キーパーにシュートを当ててしまった場合
まずはキーパーにシュートを当ててしまった場合です。
今回、競技規則で変更した「キーパーに当ててしまった場合」のポイントは、「頭部」です。
競技規則にはこう記されています。
明らかな得点チャンスの際に,打ったシュートがゴールキーパーの頭部に直撃した場合は,
競技規則8の8により,即座に2分間退場を判定すべきスポーツマンシップに反する行為とする。
これを簡単に要約するとこうなります。
ポイント
キーパーとの1対1の状況でキーパーの頭(顔)に直接シュートが当たった場合は2分退場になる
この競技規則をもう少し深く解説していくね!しっかり覚えてね!
退場になる場合
- キーパーと1対1の場面でシュートが頭部へ直撃した場合
- ディフェンスとの接触があった場合に、「体」と「ボール」をコントロールできていると審判が判断した場合
そして、もうひとつ忘れてはならないのが7mスローの場合です。
7mスローの場合は、以下のようなルールが適用されます。
8 の 9 スポーツマンシップに反する行為の中でも, 特定のものについては著しくス
ポーツマンシップに反する行為と見なし, 失格とする。以下に例を示す。
(a) レフェリーの判定の後, これ見よがしにボールを遠くに投げたり叩き
つけたりする。
(b) ゴールキーパーが露骨に 7 m スローを止めようとしない。
(c) 競技の中断中に故意にボールを相手に投げつける。もしこれが, かな
りの力で至近距離から行われた場合, 競技規則 8:6 にある「あまり
にも無謀な行為」と見なす方が適切である。
(d) 7 m スローの実施に際して, ボールの方向へと移動していないゴール
キーパーの頭部にボールをぶつける。
(e) フリースローを直接シュートする際に, ボールの方向へと移動してい
ない防御側プレーヤーの頭部にボールをぶつける。
(f) 違反された後の報復行為。
【注】 7 m スローやフリースローの実施に際して, シュートを打つプレーヤ
ーは, ゴールキーパーや防御側プレーヤーに危害を及ぼす行為を回避す
る義務がある。
7mスローの際、動いていないキーパーに対し、頭部にシュートを直撃させると失格となるので要注意です。
それでは、逆に退場にはならない場合もおさえておきましょう。
退場にならない場合
- 1対1の場面でも、キーパーの頭部以外に当たったボールが跳ね返り、頭部にあたった場合。(身体やゴールポストなど)
- ディフェンスのファールなどで「体」や「ボール」のコントロールを失っている場合
このようにすべての場合に「退場」が適用されるわけではありません。
そしてこの罰則の時に、「キーパーに対する罰則」もあるので知っておいてね!
キーパーに対する罰則
当たっていないのに演技等で、審判を欺いた場合は、「警告」から段階的に罰則が適用される
サッカーにもあるように演技によって、相手に不利益がでるようなプレーをした場合は、きちんと罰則があるのです。
しっかりスポーツマンシップにのっとってプレーしましょう。
この罰則が適用された時には、ゴールエリアの外側からフリースローで再開されます。
松やにの使用について
2つ目は松やにの使用についてです。松やには小学生はあまり使用していませんが、
中学生以上の外でプレーしている時や、トップリーグの選手は使用していますよね。
ですが、「松やに」を使用していなくても「松やにの代わりに粘着テープを使用する場合」にも適用するので覚えておきましょう。
ポイント
松やに(粘着テープ)の使用はボールの外周(大きさ)で決められる
このポイントをおさえておきましょう。
とはいえ、ボールの外周を普段気にしていない人が多いのでわかりにくいですよね。
今回変更があった競技規則はこうなります。
ポイント
(b)松やにを使用しない ※新設
これは,「松やにを使用しないために作られたボール」を使用する場合を意味する。
・成年,高校生の男子用のボール( 3 号球)
外周 55.5 ~ 57.5 cm,重さ 400 ~ 425 g とする。
・成年,高校生,中学生の女子用および中学生男子用のボール( 2 号球)
外周 51.5 ~ 53.5 cm,重さ 300 ~ 325 g とする。
・小学生用のボール( 1 号球)
外周 49.0 ~ 51.0 cm,重さ 290 ~ 315 g とする。
う~ん。しっかりと読んでも難しいですよね。なのでこれだけは覚えてほしい!ということだけ紹介します。
ポイント
参加する大会の大会規定に明記されているのでそれを読む
これだけできれば、「使用できる」のか「使用できない」のかが分かると思います。
松やにも粘着テープも使用して練習することにメリットもありますし、使用せずに練習することにもメリットはあります。
どちらも練習しておきましょう。
スローオフについて
3つ目はスローオフについてです。
これまではセンターラインがあり、そこのポイントからプレーの再開がルールでした。
しかしこれからは「スローオフエリア」というエリア(範囲)を設けるようになります。
スローオフエリア
プレーをするコートとは異なる色
直径4m(400cm)の円をラインでえがく
このエリアの中に入れば、スローオフを開始することができます。
ですがその場合には、色々なルールが定められています。それを簡単にチェックしていきましょう。
スローオフエリアのルール
- 笛の合図でどの方向へスローオフを行ってもよい
- 笛の合図から3秒以内にスローオフを行う
- 片足だけがエリアに入っていてもスローオフを行うことができる
- スローオフエリアの中でボールをもって動くことができる。ただし、笛の後にドリブルをすることはできな
- 走りながらスローオフを行えるが、ジャンプして行うことはできない
簡単にまとめましたがこの5点を覚えてスローオフを行いましょう。
ポイント
不正なスローが行われた場合は、相手ボール(フリースロー)になる
不正の判断の笛が鳴る前に、相手に奪われた場合は、プレーを続行する
ルールになれるまでが少し難しそうです。
そして何よりこれをジャッジする審判が一番大変そうです。しっかりと見る必要がありますね。
スローオフエリアに関しては、どの時点でスローオフが完了したのか、プレーヤーの位置はどこにいるのか等
まだまだ細かく規則で決められていますので、一気にまとめて紹介します。
スローオフの完了基準
- ボールが手から離れ、さらにエリアを完全通過した時
- スローを行うプレーヤーからパスされたボールを,味方のプレーヤーがスローオフエリアの中で触れた,あるいはコントロールした時
スローオフ時の味方プレーヤーの位置
- スローオフエリアの中を除き,笛の合図よりも前にセンターラインを踏み越えてはならない
もし笛の合図よりも先に相手コートに入った場合は、「やりなおし」となります。
次は相手プレーヤーの位置です。
スローオフ時の相手プレーヤーの位置
- スローオフが完了するまで、エリアの外にいなければならない
- スローオフが完了するまでは、そのプレーヤーまたはその味方選手に増えれてはいけない
- ただし、エリアのする外にいることはできる
パッシブプレーについて
最後はパッシブプレーについてです。
パッシブプレーは「消極的なプレー」のことをさし、スピーディーでエキサイティングなハンドボールにおいて大切な要素です。
サッカーではディフェンスにボールを戻し、パス回しを行うこともありますが、
ハンドボールでは、あまりにもそれをするのはそれがだめだということをルールとして定められていました。
それがパッシブプレーというもので、今回、また競技規則の変更となったのです。
どのように変更になったのかというと、パッシブプレーの予告を合図したのちのパスの回数に変更がありました。
ポイント
予告合図の後、6回のパス→4回のパス
このように変更しています。これまでは、6回のパスの後相手にフリースローを与えるようになっていたものが
4回のパスの後、シュートがなかった場合に相手にフリースローを与えることになります。
ポイントは以下のようになります。
ポイント
パスの回数についての判定は、レフィリーの事実観察の判断に基づく
レフィリーによって少し判定は変わるかもしれませんが、覚えておいてください。
また、
ポイント
プレーヤーが明らかな得点チャンスを意図的に放棄するなど特定の状況において,
レフェリーは前もって予告合図を出していなくても,相手チームにフリースローを判定することができる。
この競技規定の変更により、よりスピーディーにエキサイティングなハンドボールを観ることができることになりますね。
まとめ
今回は、2022年に変更された競技規則をまとめてみました。
競技規則の変更には3つのポイントがあります。それをおさらいしましょう。
3つのポイント
- よりスピーディーに
- よりエキサイティングに
- よりプレーヤーの安心・安全のために
ハンドボールがもっと楽しく、もっと魅力的になる変更だったと言えるでしょう。
ルールをしっかりと理解していることは上達への1歩です。
ルールを熟知して、もっとハンドボールが上手くなるのは…
これからやぞ!!
もっとハンドボールのことが詳しくなりたい方は参考記事へどうぞ!
DAZNで楽しく最高のスポーツ観戦を!
様々なスポーツの試合をライブ中継、見逃し配信で視聴できる!
上手い選手のプレーを見て、上達への第1歩を踏み出そう!
まずは無料で1ヶ月間観てみませんか?
スポーツ観戦を自宅でしたいのならDAZN!解説しました!で詳しくチェック
公式サイトはコチラ → DAZN
ハンドボール関連記事
シュートがもっとうまくなりたい人必見!シュートの全てをまとめて1つにしました。
タイミングや打ち方、ロングシュートの練習方法など、シュートに関する記事を集めました。
随時更新中ですので、くわしく読みたい方はこの記事へ。
パスについてのまとめはこの記事から
ハンドボールのルールやポジション、それ以外の色んな記事を一覧にして集めました。
ハンドボールに必要なものをそろえていますか?
練習着やボールのように、ハンドボールに必要なものを一挙に紹介。
練習着でモチベを上げて、自分用ボールで練習の質を上げる。目が悪ければどうすればいい?
そんなことを全て解決できるようにしています。この記事からどうぞ。
ハンドボールの練習着!「これからやぞ」が贈るおしゃれでかっこいい!なのにリーズナブルな練習着は
こちら!【ハンドボール】ハンドボールアパレル【THINK SEEP】
練習・試合の時目が悪い人ってどうしてる?目が悪い人必見のスポーツのすすめ→こちら