みなさんこんにちはエンピツです。
はてな
シュートが入らない。
どうすればいいの!?
そんな疑問を持っていませんか?
目次
この記事を読んでほしい方
こんな方におすすめ
- シュートを決められるようになりたい。
- ハンドボール初心者・ハンドボールを始めようとしている方
- 得点力を上げたい。
- チームの勝利に貢献したい。
そんな方におすすめの記事になっています。
記事を書いている人
・ハンドボールを小学校から始め、全国大会に出場した経験。
・ハンドボール指導歴10年をこえ、全国大会出場、県大会でも男女共に優勝経験あり。
・NTSのトレーニングの指導に関わった経験あり。
・現在小学生から大人まで所属するチームを運営・監督・選手として活動中。
そんな現役指導者がシュートのことを解説していきます。
それは
「シュートを知る」
ということです。
シュートも色んなシュートを知っているのと、知らないのとは大きな違いがありますよね。
だからこそ、色んなシュートを打って決められるようになるためにシュートを詳しく知ることが必要なのです。
記事のポイント
ハンドボールのシュートの種類を知ることができる
あなたは何種類知っていますか? そして何種類のシュートが打てますか?
ハンドボールのシュートの種類
あなたはハンドボールのシュートの種類って聞いていくつ思い浮かびますか?
3つ?5つ?それとも1つ? 本当に本当に細かく分けると…かなり多い種類があります。
ハンドボールコートのコートのどこから打つか…相手ディフェンダーはどこを守っているのか…、
味方はどこにいるのか…、そういう試合での場面を考えると試合中に1つとして同じシュートはないのかもしれません。
ポジションの名前のついたシュート
投げ方の名前のついたシュート
ボールの軌道の名前がついたシュート
このように分ければきりがないですが、できる限り紹介します。
ハンドボールのシュートの名前
それでは、ここからはハンドボールのシュートを紹介していきます。
ここで紹介しているだけでも15種類以上あります。
基本的なジャンプシュート(歩数)
ハンドボールと言えばこのジャンプシュートが基本のシュートと言えます。
ジャンプして空中でボールを投げる(シュートを打つ)のがジャンプシュートですね。
このジャンプシュートの中にもいくつか種類があります。
0歩ジャンプシュート・1歩ジャンプシュート
2歩ジャンプシュート・3歩ジャンプシュート
ここまでの、ジャンプシュートは歩数の違うジャンプシュートです。
ハンドボールはボールをキャッチした後についた足を0歩とカウントしますので、
0歩でジャンプしてシュートを打つと考えたら、0から3歩までの4歩分のジャンプシュートがあります。
なので、空中でキャッチした→その後についた足でそのままジャンプしてシュートを打てば、0歩のジャンプシュートです。
よく使用するジャンプシュートは、2歩のジャンプシュート、3歩のジャンプシュートですね。
2歩のジャンプシュートの場合
キャッチ→0,1・2でジャンプする。
3歩のジャンプシュートの場合
キャッチ→0歩両足着地→フェイントで1・2・3でジャンプする。
この2つはリズムも取りやすいので、無意識のうちに使っていることも多いです。
0歩や1歩でのシュートを練習することで、キーパーのタイミングを崩すこともできるので
練習しておくことも大切だと思います。特にバックプレーヤーは必要なシュートです。
両足ジャンプシュート
ここからは言葉だけでは難しいので動画も一緒に見て下さい。
両足ジャンプシュートは、イメージとしてはバレーのアタックをする時のジャンプと一緒です。
センターや45°のようなバックプレーヤーが打つことが多いシュートの1つです。
この動画で確認するとよくわかります。
ロングシュート
ディフェンスが前に詰めてこなかった際やディフェンスの守りが引き決め固い時に、
センターや45が上から少し長い距離で撃つシュートのことです。
9mライン近くから放たれるのが一般的です。
この円がかかれているところ付近から打つシュートのことです。
ミドルシュート
6m~8mあたりから放つシュートの総称です。
しっかりとディフェンスをずらし切ってから撃つのが多いです。
オフェンス側はなるべく正確に決めていきたいシュートですね。
この円の部分からのシュートです。相手と1対1をした時に打つことの多いシュートです。
プロンジョンシュート(ムササビシュート)
右利きのプレイヤーが左に体を大きく傾けて放つシュートをプロンジョンシュートといいます。
右利きのプレイヤーが逆サイドでシュートを放つ際に使うシュートでもあります。
サイドに限らず、センターや45のプレイヤーがジャンプ後にディフェンスがジャンプしたのを見計らい、
ディフェンスの隙間から撃つ場合も使うことがあります。
日本では「ムササビシュート」なんていわれ方もしますね。
プロンジョンシュートを放つ際は、シューターは基本的に右でジャンプするのが基本です。(左でもできます)
ステップシュート
野球のピッチャーがクイックでボールを投げる時のホームでシュートをするイメージです。
文字通りステップをしてシュートを打ちます。
ディフェンスの不意を突いたり、ディフェンスの間を打つ際に使うシュートです。
一番速い球を投げられるシュートの種類ですが、意外と練習していないチームが多いですよね。
ランニングシュート
ランニングシュートは歩きながら(ランニングしながら)ボールを打つシュートになります。
ステップとは違いワンテンポおかずに、見方からボールをもらった勢いのままシュートを打つのが特徴です。
投げる際に下半身の力がかからない為、腕力がないと早いボールを投げれません。
速攻の時にキーパーの不意を突きたい時などに使います。
ランニングシュートでタイミングをずらしてフェイントに使うことも多いですよね。
ブラインドシュート
ディフェンスとキーパーの不意を突きたい時に、ディフェンスとディフェンスの間からボールを投げるシュートです。
オフェンスの体がディフェンスに隠れてキーパーからはシュートをする動作が読めない為、
ブラインド(見通しのきかない、見えない)シュートと呼ばれます。
よく使うポジションはセンターや45度で、サイドのように角度がない場所からはあまり使用しません。
投げる際はディフェンスの脇横や隙間を射抜くため、横投げでシュートするのが多いです。
0歩ストップシュート
1対1をするために両足で0歩を踏んだ時に、そのままの勢いでシュートを打ちます。
また、ボールキャッチをした後の片足で着地する0歩目でシュートを打ちます。
0歩のジャンプシュートとは違い、ジャンプはしません。バックステップからの助走→そして0歩を両足で踏む、シュートです。
このシュートは相手キーパーのタイミングをずらすことができます。
シュートを決めるためには、相手ディフェンダーの顔の横や、上、または横投げで相手DFの脇下を狙うと入りやすくなります。
ポストシュート
次はポジションの名前のついたシュートです。
名前があるということは、特異性のあるシュートだということです。
基本的なシュートをする位置は図に書いてある通りです。
一般的に「ポスト」「PV(ピヴォット)」と呼ばれるポジションの選手のシュートを指します。
パスを受けて、反転してシュートをしたり、両足でジャンプしてシュートすることが多いですね。
キーパーから一番近いポジションでのシュートなので、高い決定率を持ちます。
サイドシュート
サイドシュートとは、左右の「サイド」と呼ばれるポジションからのシュートです。
ゴールに対して角度のないシュートになるので、とても難しいシュートのひとつです。
ですが、ジャンプしてからのキーパーとの駆け引きなど、とても魅力のあるシュートです。
ループシュート
ボールを投げる際に、通常のフォームから山なりのボールを投げ、キーパーの頭上を越えさせて入れるシュートです。
キーパーが前気味に守っており、キーパーの背後にある程度の空間があるときに使用します。
速攻の際やサイドシュートの際に使用します。
バウンドシュート
ゴールに対して、ゴール手前にバウンドさせて打つシュートです。
これを打つことでキーパーからすると、とても取りにくいボールの軌道になるので、上手に使うことで効果的です。
相手の足元の少し手前を狙って打ちましょう。
スカイシュート
シューターが空中でパスをもらいそのまま打つシュートのことを言います。
海外では「ケンパ」と呼ばれます。
パサーがシュートするふりをしてシューターにパスをするのが比較的多い印象を受けます。
スカイはキーパーとディフェンスの不意を突くことができ、
キーパーの位置を大きくずらした状態でシュートをいれることができるため、シュート確率が向上します。
魅せプレイとしてやったり、確実に一点を決めたいというときに使うのが一般的です。
ですがこのシュートは個人のスキルはもちろん、味方との息を合わせないといけないので、かなり難易度は高いです。
スピンシュート(正)
右利きの人がボールを投げて「右にボールが曲がるようにスピンをかけるシュート」です。
試合で使う場面はほとんどありませんが、右利きの選手が逆サイド側(左利きの選手が正サイド側)に流れて
角度があまり広く取れない際に有効です。
逆スピンシュートに比べて、投げるのは比較的簡単です。休憩時間なんかにみんながよく練習していますよね。
手首を上手く使う必要がありますが、やりすぎると、手首やヒジを痛めるので気を付けて下さい。
スピンシュート(逆)
右利きの人がボールを投げて「左にボールが曲がるようにスピンをかけるシュート」です。
ハンドボールの華であるスピンシュートは、この逆スピンシュートのことを指します。
通常のフォーム(オーバースロー)では投げるのが難しいため、
ボールを腰付近で腕を丸めるように(ラグビーボールを抱えるようなイメージ)してスピンを放つのが一般的です。
ドイツの代表選手であるゲンスハイマー選手はオーバースローでもスピンをかけれますが、
腕がしなる選手でもないとオーバースローで投げるのは本当に難しいです。
速攻で角度が狭くなった場面やサイドシュートでキーパーの不意を突く際に使用することが多く、
打つ際に通常のフォームでワンフェイント入れた後に打つのが有効です。
逆足ジャンプシュート
踏み切る足がいつもと逆の場合、この逆足ジャンプシュートといいます。
右利きの人なら右足、左利きの人なら左足でのジャンプシュートを逆足ジャンプシュートといいます。
色々な呼び方はありますが、「逆ジャン」という名が広く知られているのではないでしょうか。
しっかりとジャンプしないと難しいですが、慣れると歩数が関係なくてもどちらでもジャンプシュートが打てるようになるため、
必ずできるようになっているといいでしょう。
逆足ジャンプシュートができると、シュートの幅が広くなるので練習するのにおすすめのシュートです。
エンプティシュート
これは、キーパーのいないゴールにシュートを打つことです。
シュートとしてはとても珍しいシュートです。
7人攻撃からのバックチェックで交代が間に合わない時に打つことが多いですね。
世界選手権2021エジプトでは何度も見ることができましたね。
2021年のオリンピックでは多くの代表チームがしていたので、今かなりの流行なのがわかりますね。
投げるフォーム別シュート
最後の種類は「投げるフォーム」です。
全てのシュートがオーバースローだけではなく、横からや下から、体を倒してのシュートの投げ方もあります。
全てができるようになるのがいいですが、まずは3つの投げ方を練習しましょう。
まず練習したい投げ方は、上から投げる(オーバースロー)、横から投げる(サイドスロー)、下から投げる(アンダースロー)の3つです。
もちろん一番使用することが多いのは、オーバースローですが、サイドシュートの場合は、サイドスローで投げることもあります。
まとめ
名前がついているシュートがたくさんあることがわかりました。
そしてここからはハンドボールのシュートの種類です。
種類はとても多い…んです。ここでは全てを紹介することは難しいくらいに。
例えば…
0歩のジャンプシュートを打った時、それが普通のシュートである場合、ループシュートの場合、バウンドシュートの場合…。
このように3種類に分けることができます。
そしてそれがロングシュートなのか、ミドルシュートなのか、はたまたポストシュートなのか…。
そして投げるフォームが上からなのか、横からなのか、もしかしてアンダースローなのか!?
ということです。
そう考えるとハンドボールの種類は本当に100にも上るかもしれません。組み合わせによってはありえない組み合わせもありますが…。
(例えば、逆足ジャンプのロングシュート、投げ方はサイドスローなど)
こんな投げ方あったら見てみたいwww
ハンドボールのシュートが何種類あるのか、それは組み合わせが多数あるので覚えきれません。
ですが、ひとつひとつのシュートの名前は覚えられますよね。
今回のシュートの名前を覚えることで満足するのではなく、そのシュートを打てるようになりましょう。
ハンドボールのシュート覚えて、もっと得点を取れるようになるのは…
これからやぞ!!
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